海外に住みたいと考えたとき、最初に気になるのはお金です。海外移住の費用はいくらなのか。ビザにいくら、家を借りるのにいくら、毎月の暮らしにいくらかかるのかを調べるほど、書かれている金額がまちまちで、どれを信じればいいのか迷います。
この記事では、政府の公式ページと公的統計で確かめられた金額だけを、費目ごとに示します。確かめられない費目は、金額を書かずに、自分で見積もる方法と確認先を示します。たとえばパスポートは、2026年7月から10年用が9,300円になりました。こうした数字を、一つずつ出典つきで確認していきます。
なお、1章から6章は公表データに基づく紹介で、筆者自身の考えは7章以降でお伝えします。
目次
※本記事の手数料・保険料・統計は、2026年10月時点で各国政府・公的機関が公表しているものに基づいています。手数料や制度は頻繁に変わります。申請や契約の前に、各国の移民局・大使館、日本年金機構、市区町村などの公式情報と専門家で最新情報をご確認ください。円換算は€1=185円、£1=約210円(2026年10月19日時点)です。
1. 海外移住の費用はいくら?公式に金額が決まっている費用の早見表

海外移住の費用は、3種類に分けると見通しがよくなります。公式に料金が決まっている費用(ビザの申請料、パスポート、国民年金)、法律で上限が決まっている費用(住まいのデポジット)、見積もりで決まる費用(航空券、引越し、保険、家賃)の3つです。
最初の2種類は公式ページや法令で金額を確かめられます。3つ目は公式の料金表がなく、渡航の時期や荷物の量で変わります。次の表は、確かめられる金額の一覧です。
| 費目 | 金額(円換算) | 根拠 | 詳しくは |
|---|---|---|---|
| オランダ 自営業の居住許可の申請料 | €423(約7万8,000円) | 移民局(IND) | 2章 |
| ポルトガル 国家ビザの領事手数料 | €110(約2万円) | 官報(2025年3月11日施行) | 2章 |
| ドイツ 自営業・フリーランスの国家ビザ | €75(約1万4,000円) | 在外公館の案内 | 2章 |
| イギリス Innovator Founderの申請料 | £1,357(約28万6,000円)+推薦£1,000(約21万円) | 英国政府(GOV.UK) | 2章 |
| イギリス 医療付加料 | 年£1,035(約21万8,000円) | 英国政府(GOV.UK) | 2章 |
| スペイン 国家ビザ/自営業の就労ビザ | 16,409円/37,164円 | 在京スペイン大使館 | 2章 |
| 住まいのデポジットの上限 | オランダ2カ月・ドイツ3カ月・イギリス5週間・フランス1〜2カ月・ポルトガル2カ月 | 各国の法令・公的ページ | 3章 |
| パスポート(10年用) | 9,300円 | 東京都生活文化局 | 5章 |
| 国民年金の任意加入 | 月17,920円 | 日本年金機構 | 5章 |
| 航空券・引越し・保険 | 公式の料金表なし | - | 4章 |
※出典:IND、ポルトガル官報、ドイツ在外公館、GOV.UK手数料表・医療付加料、在京スペイン大使館/Tasas%20consulares.pdf)、東京都生活文化局、日本年金機構
国や家族の構成、住む街で変わる合計の金額は、この記事では試算しません。国別の目安をつかみたい方は、海外移住の費用を国別に比較した記事をご覧ください。
2. 海外移住の初期費用:ビザと在留許可の申請料を国別に確認

オランダ、ポルトガル、ドイツには、個人事業主として申請できる道があります。この3カ国の申請料は、円にして1万円台から8万円弱です。
オランダ移住の申請料:自営業の居住許可は€423
オランダ移民局(IND)の手数料表では、自営業者の居住許可の申請料は€423(約7万8,000円)です。日蘭通商航海条約に基づく自営業のルートも延長も同額で、INDは手数料を毎年1月1日に改定しています。国全体のビザは、オランダ移住の完全ガイドにまとめています。
ポルトガル移住の申請料:居住のための国家ビザは€110
ポルトガルの国家ビザ(居住・一時滞在・求職)の領事手数料は€110(約2万円)です。2025年3月11日に施行された官報(Portaria 91/2025/1)で定められた額です。申請センターを通す場合は、別にサービス料がかかることがあり、額は申請先でご確認ください。国の概要はポルトガル移住の完全ガイドにあります。
ドイツ移住の申請料:自営業・フリーランスの国家ビザは€75
ドイツの在外公館の案内では、自営業・フリーランスの国家ビザの手数料は€75(約1万4,000円)です。同じ案内には、日本国籍の人はドイツに入国してから、現地の外国人局で滞在許可を申請できるとも書かれています。どちらの場合も、外国人局で受ける滞在許可には別に手数料がかかります。日本からの申請の要否と額は、在日ドイツ大使館でご確認ください。
イギリス移住の申請料:医療付加料が毎年かかり、永住権の申請にも費用がかかる
イギリスには、個人事業主・フリーランス向けのビザがありません。起業家向けのInnovator Founderは、国外からの主申請者で£1,357(約28万6,000円)です。このほかに、承認団体の推薦が£1,000(約21万円)、面談が1回£500(約10万5,000円)かかります(VAT別)。
医療付加料(Immigration Health Surcharge)は年£1,035(約21万8,000円)で、滞在年数の分を申請時にまとめて払います。永住権(ILR)の主申請者は£3,226(約67万9,000円)で、優先審査のPriorityが£500、Super Priorityが£1,000(約21万円)です。イギリスの制度は、イギリス移住の完全ガイドで解説しています。
スペイン移住の申請料:在京スペイン大使館の手数料は円建て
スペインの領事手数料は、領事館ごとに現地の通貨で定められています。在京スペイン大使館の手数料表では、国家ビザが16,409円、自営業の就労ビザが37,164円です。申請するビザがどの区分に当たるかと、申請時点の額は、大使館でご確認ください。
フランス・タイの申請料は、申請先の公式ページで確認する
フランスのビザの手数料は、フランス政府のビザ申請サイトFrance-Visasで確認できます。タイのDTVは、タイ外務省の2024年の発表時点で10,000バーツ(約4万7,000円)でした。日本で申請するときの現行の額は、在日タイ大使館の案内でご確認ください。
申請料より大きい、ビザで求められる資金と収入の証明
申請料が数万円から数十万円でも、ビザの審査では、事業への投資や毎月の生計資金を示すことが求められます。オランダの日蘭条約ルートは、多くの形態で最低€4,500(約83万円)の投資が必要です。ポルトガルの居住ビザの生計資金は、最低賃金に連動し、2026年は月€920(約17万円)が基準です。申請料は一度払えば終わりますが、資金や収入の証明は、延長や永住の段階でも求められることがあります。
※出典:IND(自営業の居住許可)、ポルトガル外務省(生計資金)、タイ外務省(2024年5月29日発表)、France-Visas。ドイツの€75は在フランス・ドイツ大使館の案内(2025年9月)の額で、最新情報は在日ドイツ大使館でご確認ください。1バーツ=約4.7円(2026年10月19日時点)
3. 海外移住の初期費用:住まいのデポジットは国ごとに法律で上限がある

海外で家を借りるときは、最初にデポジット(敷金にあたる保証金)を預けます。この上限は、法律で定められている国が多くあります。
| 国 | デポジットの上限 | 根拠 |
|---|---|---|
| オランダ | 基本家賃の2カ月分まで(2023年7月1日以降の契約) | Rijksoverheid |
| ドイツ | 月額の純家賃の3倍まで(3回に分けて払える) | 民法551条 |
| イギリス(イングランド) | 年間家賃£50,000未満は5週間分まで。仮押さえ(holding deposit)は1週間分まで | GOV.UK |
| フランス | 空室で貸す場合は家賃1カ月分(共益費を除く)まで、家具付きは2カ月分まで(家賃を前払いする場合) | Service-Public |
| ポルトガル | 家賃2カ月分まで | 民法1076条2項 |
※上限は預ける額の最大値で、物件や交渉で下がることがあります。イギリスは2026年5月の賃貸制度の見直し後に更新されたGOV.UKのガイダンス(2026年7月)でも同じ上限です。ポルトガルは上限の見直しを含む法案が2026年10月時点で国会審議中です。どの国も契約前に最新の内容をご確認ください
デポジットのほかに用意しておく住まいの初期費用
表の上限は、預ける額の最大値であって、初期費用の合計ではありません。前家賃、不動産会社への仲介料、家具や家電の費用は別にかかります。これらは物件や地域で変わるため、この記事では金額を書きません。
自分の数字は、次の式で見当がつきます。住みたい街の物件サイトで家賃の相場を調べ、その家賃に表の上限の月数をかけ、そこへ初月の家賃を足します。仲介料と家具の費用は、不動産会社と家具店の見積もりで埋めていきます。
4. 海外移住の初期費用:航空券・引越し・保険は見積もりで決まる

航空券、引越し、保険の3つは、公式の料金表がなく、自分の条件で金額が変わります。金額を決める条件がわかれば、見積もりを取る先も決まります。
航空券は渡航の時期と片道か往復かで変わる
航空券の値段は、渡航する時期、片道か往復か、乗る人の数で変わります。複数の航空会社と比較サイトで、渡航したい時期の運賃を実際に調べると、自分の数字が出ます。
海外引越しの費用は荷物の量と送り方で変わる
海外引越しの費用は、荷物の量と、船便か航空便かで変わります。業者ごとに見積もりの出し方も違うため、2〜3社に同じ条件で依頼して比べるのが基本です。送る荷物を決めたら、量と送り先を伝えて見積もりを取ると、金額が確定します。送り方の比較は、海外移住の引っ越し費用はいくらかを解説した記事にあります。
医療保険の費用は移住先の制度で変わる
医療保険は、移住先の公的な保険に入るのか、民間の保険に入るのかで変わります。2章で見たイギリスの医療付加料は、公的な医療を使うために申請時に払う費用の例です。日本の国民健康保険が切れたあとの選択肢は、海外移住すると健康保険はどうなるかを解説した記事で確認できます。移住先の制度と、自分が入る保険の種類を決めると、見積もりを取れます。
5. 海外移住で日本側にかかる費用:パスポート・国民年金・住民税

海外で払う費用ばかり見ていると、日本側の費用が抜けやすくなります。パスポート、国民年金、住民税は、出国の前後に金額や扱いが決まります。
パスポートは2026年7月から10年用が9,300円
パスポートの手数料は、2026年7月1日の申請分から、窓口での10年用が9,300円になりました。それまでの10年用は16,300円でした。18歳未満の5年用は4,800円です。東京都生活文化局が公表している額で、申請する都道府県の旅券窓口でもあわせてご確認ください。有効期限は、ビザの申請に必要な残りの期間とあわせて、渡航の前に確かめておきます。
国民年金に任意加入すると月17,920円
国民年金の保険料は、2026年度で月17,920円(年215,040円)です。海外に住む日本人は、任意で加入できます。任意加入している間は、保険料の免除や納付猶予を申請できません。加入しない期間は、年金を受け取る資格の期間には数えられる合算対象期間になりますが、年金の額には反映されません。加入するかどうかの判断材料は、海外移住したら国民年金はどうなるかを解説した記事で読めます。
国民健康保険と住民税は住民票の扱いで変わる
住民票を抜くと、国民健康保険の被保険者でなくなります。届出は14日以内とされています。住民税は、1月1日時点で住所のある市区町村で、前の年の所得に対して課税される仕組みです。どちらも、住民票をいつ抜くかで変わるため、時期の決め方は海外移住で住民票はどうなるかを解説した記事をご覧ください。
有価証券などを合計1億円以上持ち、出国前の10年以内に日本に5年を超えて住んでいた人は、出国税の対象になります。該当しそうな方は、出国税とはで仕組みを確認し、出国前に専門家へ相談してください。
※出典:日本年金機構(任意加入・合算対象期間)、厚生労働省、総務省(個人住民税)、国税庁(国外転出時課税)。2026年10月時点
6. 海外移住の生活費を国別に比較:公的統計で見る物価の水準

毎月の生活費は、住む街や住まいの広さ、家族の構成で変わります。ここでは月額を書く代わりに、公的統計で国ごとの物価の水準を比べます。
ヨーロッパの国別の物価水準(Eurostat 2024)
Eurostatの価格水準指数は、EU27か国の平均を100とした各国の物価の水準で、2024年の値は次のとおりです。
| 国 | 個人消費全体 | 食料 | 住居・光熱 |
|---|---|---|---|
| スイス | 184.3 | 158.5 | 214.4 |
| イギリス | 129.1 | - | - |
| オランダ | 121.0 | 98.9 | 129.8 |
| ドイツ | 109.1 | 102.7 | 113.1 |
| フランス | 107.9 | 110.1 | 122.5 |
| イタリア | 98.1 | 101.7 | 93.4 |
| スペイン | 90.7 | 95.2 | 96.5 |
| 日本 | 89.0 | - | - |
| ポルトガル | 85.0 | 101.5 | 80.1 |
| チェコ | 80.2 | 89.0 | 103.3 |
| ハンガリー | 68.3 | 94.8 | 61.1 |
※出典:Eurostat「prc_ppp_ind」2024年。個人消費全体は指標名Actual individual consumption。並びは指数の高い順で、おすすめの順ではありません。「-」はEurostatのデータに値がない項目です
スイスの184.3は、日本の89.0の約2.1倍です。列ごとに見ると、全体が85.0で日本の89.0を下回るポルトガルでも、食料は101.5とEU平均を上回っています。全体が80.2のチェコでも、住居・光熱は103.3です。費目によって水準が違います。
この指数は市場の為替レートで換算した水準のため、円安が進むと日本の値は下がります。日本は2023年の94.0から、2024年は89.0に下がりました。
アジア・英語圏も含めた国別の物価水準(世界銀行 2024)
世界銀行のデータで、アジアと英語圏を含めた家計の消費の価格水準を比べます。家計の最終消費支出のPPP換算係数を、公式の為替レートで割って算出した値で、米国を1.00としています。
| 国 | 価格水準(米国=1.00) |
|---|---|
| ベトナム | 0.30 |
| タイ | 0.31 |
| マレーシア | 0.32 |
| スペイン | 0.64 |
| 日本 | 0.66 |
| ドイツ | 0.76 |
| シンガポール | 0.78 |
| オランダ | 0.80 |
| イギリス | 0.87 |
| カナダ | 0.91 |
| オーストラリア | 0.94 |
| アメリカ | 1.00 |
| スイス | 1.26 |
※出典:世界銀行PA.NUS.PRVT.PPとPA.NUS.FCRFの2024年の値から本記事で算出。2025年の値も公表されていますが、Eurostatの最新年にそろえています。並びは値の小さい順で、おすすめの順ではありません
統計局が公表している国別の生活費の実額
各国の統計局は世帯の支出を公表しています。ドイツの連邦統計局(EVS 2023)では、単身世帯の月平均の消費支出が€1,918(約35万5,000円)で、そのうち住居・エネルギー・修繕が€817(約15万1,000円)です。ポルトガルの統計局(INE)の家計調査2022/23では、世帯の年間平均支出が€23,900(約442万円)で、うち39.3%が住居でした。
どちらも、その国に住んでいる世帯の平均です。新しく移り住む人の予算ではありません。
統計の平均と、自分の生活費の違い
統計の数字は住んでいる人たちの平均で、都市、住まいの広さ、家族の構成で実際の生活費は変わります。物価の水準は予算の見当をつける材料にとどめ、自分の暮らし方で数字を出し直してください。都市ごとの月額の目安は、物価が安い国を比べたランキングにあります。
※出典:ドイツ連邦統計局(Destatis、EVS 2023)、ポルトガル国立統計局(INE、家計調査2022/23)
7. ヨーロッパ在住10年の私が払ってきた海外移住の費用

1章から6章の数字の向こうには、私が実際に払ってきたお金があります。
イギリスの永住権の申請に払った費用
イギリスの永住権の申請は、通常の審査に6カ月ほどかかります。審査を早める制度に、Super Priorityがあります。私の場合、永住権の申請料とSuper Priorityで、1人あたり約90万円を、家族の分もあわせて払いました。写真と指紋の登録に行った翌日には、結果が届きました。家族の分を合わせると、大きな金額になりました。
今の公式の手数料表では、永住の申請料£3,226とSuper Priorityの£1,000を足すと£4,226、約89万円で、私が払った額に近い数字です。永住権の費用そのものより、その申請ができるまでの5年が長く感じられました。費用の見通しは、お金だけでなく時間もあわせて、申請の最初から立てておくことをおすすめします。
スイスで知った家賃の重さ
私は会社の赴任で、スイスに住んでいました。住んでいた頃の私の場合、普通のマンションの家賃が60万円前後でした。6章のEurostatで、スイスの住居・光熱が214.4と最も高い水準にあることと、重なる実感です。
物価の高い国は、ビザの申請料よりも、毎月の家賃で費用が決まります。住む街の家賃は、物件サイトで実際の募集を見て確かめておくと、数字の見当が外れません。スイスの暮らしは、スイス移住の完全ガイドで解説しています。
イギリスでの引っ越しで、デポジットが返ってこなかったこと
3章のとおり、デポジットは法律で上限が決まっています。返す側のルールも、国によって決まっています。私の場合、イギリス国内で引っ越したとき、前の不動産会社から、デポジットを全額返さないと通告されました。
そこで第三者機関に申し立てると、私の主張が認められ、全額が戻ってきました。海外では、よくある話です。契約したときの部屋の写真と、やり取りの記録を残しておくと、自分を守る材料になります。
円安で、同じ暮らしの値段が変わった
私がイギリスに移った頃は、1ポンドが130円ほどでした。2025年12月には211円になり、今は210円ほどです。ポンドに対する円の価値は、4割近く目減りしました。
同じ暮らしをしていても、円で払う値段は変わります。ポンドで決まっている費用は、円に換えた時点で、移った頃より大きな金額になっています。
8. 海外移住の費用は、貯金額より毎月の収入で考える

2章で見たように、ビザの審査では、事業への投資や毎月の生計資金を示すことが求められます。7章の円安のとおり、円で貯めたお金は、為替で価値が動きます。円安が続けば、同じ貯金で暮らせる期間は短くなります。
だから私は、費用を貯金で一度に払い切るものとは考えていません。毎月の収入で受け止めるものだと考えています。貯金を作ることも大事です。そのうえで、自分の事業を先に作り、その事業を持って住みたい国へ移る順番がよいと考えています。
ビザが見ているのは、今ある貯金より続いていく収入
自営業や起業のビザは、事業を続けることを前提にした在留資格です。延長や永住の申請でも、資金の額だけでなく、事業の状況が問われます。一度に大きな金額を用意するより、毎月の収入が続いている状態のほうが、ビザの申請にも、現地の暮らしにも強く働きます。
私自身は、会社の赴任でイギリスに移り、そのあと現地で起業しました。雇用の中にいた頃は、起業して住むという選択肢が目に入っていませんでした。事業を持つと、収入もビザも、自分で見通しを立てられるようになります。
費用を受け止める事業を、ゆっくり積み上げる
事業は、短期間で一気に伸ばすものではなく、ゆっくり積み上げていくものだと私は考えています。最初から永住権までの道のりを設計すると、いつ、どの費用を払うのかという順番も見えてきます。永住権までの道のりは、永住権の国別ランキングで比べられます。資金計画の立て方は、海外移住の資金はいくら必要かを解説した記事にまとめています。
9. 海外移住の費用についてよくある質問(Q&A)

海外移住の費用は、公式に決まっている費用、法律で上限が決まっている費用、見積もりで決まる費用の3つに分けると、自分で確かめられます。公式ページと統計で数字を確認し、見積もりの費目は自分の条件で金額を出していけば、いくらかかるのかが見えてきます。
妻も子どもも、イギリスが大好きです。住むほどに、家族がこの国でずっと暮らせるようにしたいという思いが強くなり、永住権に大きな金額を払うことに、迷いはありませんでした。お金は、好きな国で家族と生きていくために払うもの。私はそう思っています。
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