ヨーロッパへの移住を考えたとき、多くの人が最初にぶつかる壁があります。「どの国に行けばいいのか、まったくわからない」という壁です。
オランダにするか、ポルトガルにするか。ビザは取れるのか、永住権までたどり着けるのか。比較しようにも、国ごとに制度がまったく異なるため、情報を並べれば並べるほど混乱していく。そういう方が非常に多いのです。
この記事では、ヨーロッパ移住の選択肢として代表的な6カ国(オランダ・ポルトガル・スペイン・フランス・イギリス・ドイツ)を、「ビザの取りやすさ」と「永住権につながるルート」という二軸で整理します。漠然とした憧れを、具体的な設計図に変えるためのガイドとして読んでいただければと思います。
目次
ご注意:本記事のビザ要件・税制・費用等の情報は2026年6月時点のものです。各国の制度は頻繁に変更されます。渡航・申請の前に、必ず各国移民局・大使館の公式サイトで最新情報をご確認ください。
1. ヨーロッパ移住が選ばれる理由(税金ではなく心が喜ぶ国を選ぶ)

海外移住を検討し始めると、真っ先に候補として名前が挙がるのがドバイやマレーシア、タイといった国々です。税率の低さや物価の安さが前面に出た情報が多く、「コストを下げて稼ぐ」という文脈で語られることがほとんどです。
では、なぜヨーロッパが選ばれるのか。その理由は、数字では測れないところにあります。
外務省の統計によると、海外在留邦人のうちヨーロッパ在住者は長期的に増加傾向にあります。EF英語能力指数でオランダは世界トップクラス、ポルトガルやスペインも英語環境が整い、生活のしやすさという点での障壁は東南アジアと大きく変わらなくなっています。Global Peace Indexでも、西欧諸国の多くが上位に位置しています。
しかし数字よりも大きいのは、「文化の深さ」と「多様性」という要素です。美術館・歴史建築・食文化・哲学的な暮らし方。毎日の生活の中で、目に入るもの、耳に聞こえるものの「密度」がまったく違う。これは住んでみないとわからない感覚ですが、一度体験すると、東南アジアやドバイとは求めているものが根本的に違うと気づく方が多いのです。
「どこに住めば節税できるか」ではなく、「どこに住めば自分の人生が豊かになるか」。この問いから始めると、自然とヨーロッパが視野に入ってきます。
ドバイやマレーシアが悪いわけではありません。ただ、それらの国の訴求の多くは「税金ゼロ」や「物価の安さ」です。一方でヨーロッパは、税負担は決して軽くはないが、それ以上のものを提供してくれる場所です。子どもの教育環境、医療制度の充実、老後も安心して暮らせるインフラ。20年・30年のスパンで考えたとき、何を「豊かさ」と呼ぶかによって、答えは変わってきます。
心が増える国を選ぶ。これがヨーロッパ移住を選ぶ根本的な理由です。
※在留邦人統計は外務省「海外在留邦人数調査統計」をご参照ください。EF英語能力指数はEF EPI(ef.com/epi)をご参照ください。
2. 3つのルートの違い(就労ビザ・デジタルノマドビザ・個人事業主ビザ)

ヨーロッパ移住を実現する手段は大きく3つあります。就労ビザ、デジタルノマドビザ、そして個人事業主ビザです。この3つは、外側から見ると「どれも海外で暮らせる」という点では同じですが、構造としては根本的に異なります。
どこが違うのか。5つの軸で整理します。
3ルート比較(5軸)
| 就労ビザ | デジタルノマドビザ | 個人事業主ビザ | |
|---|---|---|---|
| 在留の根拠 | 雇用主(他人) | 収入証明(一時的) | 自分の事業 |
| 永住権への接続 | 国次第で可(ただし解雇リスクあり) | 多くの国でカウント外 | 5年でルートあり |
| 解雇・失業リスク | 即帰国になる可能性あり | 収入が途絶えると更新不可 | 事業さえ続けば安定 |
| 家族帯同 | 勤務先・国次第 | 限定的 | 多くの国で同時申請可 |
| 収入の天井 | 雇用の給与テーブルに縛られる | 事業規模に依存 | 事業規模に依存 |
就労ビザ:解雇イコール帰国のリスク
就労ビザは、雇用主が申請を支援してくれることが前提です。採用されれば在留資格が得られますが、裏返せば「クビになれば即帰国」というリスクを常に抱えます。自分の人生の主導権を、他人が握っているという構造です。企業内転勤(駐在)も同様で、会社の都合で帰国命令が出ればその瞬間に移住が終わります。
デジタルノマドビザ:取りやすさの裏にある注意点
近年、多くの国がデジタルノマドビザを整備しました。収入証明さえあれば比較的取りやすく、手軽に聞こえます。しかし、注意点があります。国やビザの種別によっては、デジタルノマドビザでの滞在期間が永住権の取得年数(通常5年)にカウントされない場合があります。
ビザの取りやすさと、永住権への積算は別の話です。取得前に、そのビザで永住権へのルートが繋がっているかを必ず確認してください。
個人事業主ビザ:在留の根拠が「自分に属す」
個人事業主(フリーランス・起業家)として現地に拠点を置くビザは、取得のハードルは就労ビザより高い国もあります。しかし、在留の根拠が自分自身の事業にある点が最大の強みです。誰かに雇ってもらう必要がなく、自分でクライアントを持ち、事業を続けている限り在留資格が維持されます。そして多くの国で、この滞在が永住権の年数にカウントされます。
「自分に属する事業を持つこと」が、ヨーロッパで長期的に住み続けるための最も安定した土台になります。
以降、この記事では個人事業主ビザを軸に、各国の比較を進めていきます。
※ノマドビザと永住権の接続可否は国ごとの法制度によります。最新・正確な情報は各国大使館や専門家にご確認ください。
3. ヨーロッパ各国のビザ難易度マップ

ここでは6カ国を「個人事業主ビザの取りやすさ」を基準に、難易度の低い順に紹介します。
難易度の判定基準は3つです。
① 要件の厳しさ(事業計画審査・資本金・書類量)
② 永住権取得までの年数と条件(語学要件など)
③ 実質的な言語要件(ビザ申請・日常生活レベル)
この3軸を踏まえたうえで、自分にとっての「心が喜ぶ国」と照らし合わせて考えていただければと思います。
オランダ(難易度:低)
オランダの最大の武器は「日蘭友好通商航海条約」です。
1912年に締結されたこの条約により、日本国籍を持つ人は他国の市民が使えないルートでオランダの個人事業主ビザを取得できます。事業計画書の審査はありますが、売上実績は不要。資本金の要件はおおよそ4,500ユーロ程度(目安)とされており、ヨーロッパの中では初期ハードルが低い部類に入ります。
永住権は5年の継続居住後に申請でき、オランダ語の市民統合試験(inburgeringsexamen)が求められます。取得後はEU長期居住者許可証の申請権も得られ、他のEU加盟国への展開も視野に入ります。
日本人コミュニティの規模、英語環境の充実度、ビジネスの多様性の高さも、オランダが選ばれる理由です。
▶ オランダ移住の完全ガイド|日蘭条約を使った個人事業ルートとは
※条約の適用条件・事業計画の要件は随時変更される可能性があります。最新情報はオランダ大使館または入国管理局(IND)の公式サイトをご確認ください。
ポルトガル(難易度:低)
ポルトガルへの移住ルートは主に2つあります。D7ビザ(受動的収入・年金等が主体の方向け)とD2ビザ(起業家・フリーランス向け)です。
D2ビザは事業計画と資金証明が必要ですが、書類の厳格さはオランダと同程度かそれ以下とされています。西ヨーロッパの中では物価水準が比較的低く、生活コストを抑えながら移住を実現しやすい国です。
かつて富裕層向けの優遇税制(NHR)が大きな魅力とされていましたが、2023年末に新規受付が停止され、後継制度(IFICI)に移行しました。ただし、NHRは「追加のメリット」でしかなかったのであり、ポルトガル自体の暮らしやすさや文化的な豊かさは変わっていません。永住権は5年の継続居住後に申請でき、永住後はEU長期居住者許可証の対象にもなります。
「制度の変化に左右されない移住理由」を持てているかどうかが、長く暮らし続けられるかを分けます。
▶ ポルトガル移住の完全ガイド|D7ビザ・デジタルノマドビザの取得方法と費用
※D7・D2ビザの詳細要件はポルトガル大使館または移民・国境局(SEF/AIMA)の公式情報をご参照ください。
スペイン(難易度:中)
スペインの個人事業主ビザは「Autónomo(アウトノモ)ビザ」と呼ばれます。事業計画書の審査があり、社会保険への加入義務が生じるなど、オランダ・ポルトガルと比べるとやや要件が厳しい印象です。
永住権は5年の継続居住後に申請でき、スペイン語のA2レベルの語学要件があります。スペイン語圏の暮らしに親しみを感じる方、太陽と食文化が好きな方、南欧の気候が体に合う方には、非常に魅力的な選択肢です。
▶ スペイン移住の完全ガイド|デジタルノマドビザで叶える地中海生活
※Autónomoビザの最新要件はスペイン外務省または在日スペイン大使館にご確認ください。
フランス(難易度:中)
フランスの個人事業主向けビザはAuto-entrepreneur(オートアントレプレナー)制度を活用するルートが代表的です。事業計画書と資金証明が求められ、ビザの審査プロセスはスペインと同程度か、やや複雑な側面もあります。
永住権は5年の継続居住後に申請でき、フランス語のB1水準が求められます。教育水準が高く、特に子どもの教育を重視する家族にとって、フランスのグランゼコール進学ルートや充実した公教育は大きな魅力です。
▶ フランス移住の完全ガイド|ビザの選び方と、日本の仕事を続けながら移住する方法
※フランスの在留資格・Auto-entrepreneur制度の最新情報はフランス大使館または内務省の公式サイトをご確認ください。
イギリス(難易度:中〜高)
EU離脱後のイギリスは、移民政策が独自のシステムに移行しています。個人事業主・起業家ルートとして代表的なのが「Innovator Founder Visa(イノベーター・ファウンダービザ)」です。このビザは「革新性・実現可能性・スケーラビリティ」の3要件を満たす事業計画が必要で、認定機関(Endorsing Body)による審査を通過しなければなりません。
ただし、取得難易度はある程度高いものの、Innovator Founder Visaなら3年でILR(無期限在留許可)の申請資格が得られます。英語圏であり、ファイナンス・テクノロジー・クリエイティブ産業の集積度が高い。金融教育インフラが整っており、ビジネスの本場で鍛えたいという方には、挑戦する価値があるルートです。
「難しいけれど、設計すれば届く」というのがイギリスの正直な評価です。
▶ イギリス移住の完全ガイド|ビザの種類と、起業で永住権を狙うルート
※Innovator Founder Visaの要件・Endorsing Body一覧は英国内務省(gov.uk)の公式情報をご参照ください。
ドイツ・スイス(難易度:高)
ドイツのフリーランスビザ(Freiberufler)は、自由業(芸術・文芸・科学技術・医療・教育など)を対象とした制度です。この「自由業」の範囲外となるビジネス系・コンサルティング系のフリーランサーは、別途ゲヴェルベ(Gewerbe:商業登録)を経由するルートが必要になり、実質的にドイツ語能力がある程度求められる状況になることが多いとされています。永住権は5年継続居住後、ドイツ語B1水準が要件です。
スイスは、EU・EEA加盟国ではないため、第三国国籍(日本国籍)の個人が事業ビザを取得することは非常に難しい状況です。起業ルートでの在留は可能ですが、永住権の取得には10年以上の長期滞在が必要とされるケースもあります。物価はヨーロッパ最高水準であり、生活コストも相応に高い。
ドイツ・スイスともに「住んでみたら最高」と言う方も多い国ですが、移住のルートという観点では、語学力とビザ要件の壁が他国よりも高いことは知っておく必要があります。
▶ スイス移住の完全ガイド|費用・ビザ・物価と、移住を実現する事業の作り方
※ドイツの在留資格はドイツ大使館または外国人局(Ausländerbehörde)、スイスはスイス大使館の公式情報をご確認ください。
4. EU長期居住者許可証という切り札(1カ国で5年→27カ国フリー)

ヨーロッパ移住を長期的に設計する際、競合サイトのほとんどが触れていない「最強の切り札」があります。それがEU長期居住者許可証(EU Long-term Resident Permit)です。
仕組みはシンプルです。EU加盟国のいずれか1カ国に、継続して5年間合法的に居住すること。それだけで、EU長期居住者許可証の申請資格が生まれます。
この許可証の何が強いのか。取得した後は、他のEU加盟国においても「居住・就労・移動」の権利が大幅に拡大されます。つまり、オランダで5年間事業を育てて永住権を取得したあと、「やっぱりポルトガルで暮らしたい」「フランスに拠点を移したい」と思ったとき、一からビザを取り直す必要が格段に減るのです。
「最初の1カ国を正しく選べば、その先はヨーロッパ全体が開く。」
逆算して考えましょう。ヨーロッパ移住の第一歩は「どの国が一番楽か」ではなく、「どの国で5年間、事業を続けながら生活できるか」です。そのゴールから逆算したとき、初期ビザの取りやすさと永住権ルートのクリアさが重要になってきます。
注意点:イギリスはEU長期居住者許可証の対象外
イギリスはEU離脱(Brexit)後、EU長期居住者許可証の対象国ではありません。イギリスで取得できるのはILR(無期限在留許可)という独自制度です。イギリスを選ぶ場合は、EU全体への展開ではなく、英語圏・イギリスという軸で設計することになります。
EU長期居住者許可証の活用を視野に入れるなら、オランダ・ポルトガル・スペイン・フランスのいずれかが基点の候補になります。その中で「5年間、心が喜ぶ国」を選んでいただきたいのです。
POINT|EU長期居住者許可証で設計する「ヨーロッパ全体」のロードマップ
① 個人事業主ビザ取得(オランダ・ポルトガル・スペイン・フランスのいずれか)
② 5年継続居住・事業継続
③ 永住権(各国の居住権)取得
④ EU長期居住者許可証を申請
⑤ EU域内の複数国で居住・就労の選択肢が大幅に拡大
※EU長期居住者許可証の要件・適用国は欧州委員会(european-union.europa.eu)または各国の入国管理機関の公式情報をご確認ください。制度は変更の可能性があります。
5. 家族・教育移住の視点でヨーロッパ移住を選ぶ

ヨーロッパ移住を検討している方の中には、「子どもの教育環境を変えたい」「家族全員でヨーロッパに移りたい」という方が少なくありません。この視点を正面から扱っている記事は、競合を見渡してもほとんどありません。
家族帯同ビザについて
個人事業主ビザは、多くのヨーロッパ諸国で家族帯同の申請が同時に行えます。配偶者と子どもを、事業主本人と同じタイミングで呼び寄せられる制度設計になっているケースが多く、就労ビザの「家族帯同が勤務先の規模次第」という不安定さとは異なります。
ヨーロッパの公教育は無償〜低額が多い
フランス・ドイツ・スペイン・オランダなど多くの国で、公立学校の学費は無償または極めて低額です。高校まで無償という国も珍しくなく、大学でも公立であれば年間数十万円以内というケースが多いのが実態です。
一方で日本のインターナショナルスクールに子どもを通わせると年間200万〜300万円以上のコストがかかることも珍しくありません。ヨーロッパの現地校に子どもを通わせながら、現地語と英語を自然に習得させるルートは、教育投資の面でも非常に合理的です。
トリリンガル環境という可能性
ヨーロッパの現地校では、日常的に2〜3言語を使う環境が整っています。英語に加えてフランス語・スペイン語・オランダ語など、習得することで世界中で使える言語を子どものうちから身につけられる環境は、日本にいては得られない財産です。
「親が事業で稼ぐ力を持ちながら、子どもに複数言語と多様な文化を与える。」ヨーロッパは、その両立を設計しやすい地域です。
親が個人事業主として自立した経済基盤を持ち、家族で移住する。このモデルは、働き方と子育ての両面で、ヨーロッパが選ばれる大きな理由のひとつになっています。
6. ヨーロッパ移住は最初から永住権まで逆算して国を選ぶ

ここがこの記事の核心です。「どの国のビザが取りやすいか」という入口の話ではなく、「どの国で最終的に自分の人生を設計するか」という出口から逆算する話をします。
ステップ1:出口(永住権→EU長期居住)を先に決める
移住の手段を選ぶ前に、まず「5年後、10年後の自分がどこに立っていたいか」を考えます。ヨーロッパで事業を続け、永住権を取り、そのうえでEU長期居住者許可証を手に入れてヨーロッパ全体を自分の庭にしたいのか。あるいはイギリスで英語圏ビジネスの最前線に身を置きたいのか。出口のイメージが先に立つことで、どの国で入るべきかが自ずと見えてきます。
ステップ2:「自分に属する稼ぐ力」があるかを確認する
どの国のどのビザで入ったとしても、長期的にヨーロッパに住み続けるためには、自分で事業を作り、継続的に稼ぐ力が必要です。
就労ビザで入れば、解雇された瞬間に在留資格の根拠が消えます。ノマドビザで入れば、収入が途絶えれば更新できません。個人事業主ビザで入っても、事業が立ち行かなくなれば更新審査を通れません。どのルートでも、根本は同じです。ビザは「許可証」であって、生活を支えるのは事業そのものです。
ヨーロッパに移住したいなら、まず「どこでも稼げる事業の軸」を育てること。これが先です。
ステップ3:「ゆっくり積み上げる」ことを前提にする
ここで大切なことをお伝えしたいと思います。ヨーロッパ移住×個人事業というモデルは、短期間で一気にを狙う道ではありません。
最初は小さく始めて、地道に事業を育てていく。
それが現実的な、そして持続可能な道です。「移住してすぐに月100万を達成した」という話は、特定の条件が重なった例外です。多くの人は、移住初年度に試行錯誤し、2〜3年目から事業が軌道に乗り始め、5年後に永住権というゴールを迎えます。急成長を狙って無理をした事業は、長続きしません。ゆっくりでも確かに積み上げていくことが、5年・10年のスパンで見たときに最も遠くまで行ける道です。
ステップ4:「ビザの難易度」だけで国を選ばない
最後にお伝えしたいことがあります。ビザの取りやすさは、判断材料のひとつに過ぎません。
5年間住み続けて永住権を取るということは、5年間その国で生活するということです。言語・文化・気候・食・人間関係。5年後の自分が「ここで良かった」と思える国を選んでください。
ビザ要件だけで選んで「住んでみたら心が喜ばなかった」では、5年間が苦しくなります。逆に「ビザは少し難しくても、この国に住みたい」と心が動いた国なら、その熱量が事業の継続を支えてくれます。
永住権まで逆算して設計する、具体的なルート例
ルート例①:オランダ起点(日蘭条約を活用)
個人事業主ビザ取得(日蘭条約活用)→ 5年継続居住 → 永住権 → EU長期居住者許可証
ルート例②:ポルトガル起点(D2ビザ)
D2ビザ取得 → 5年継続居住 → 永住権 → EU長期居住者許可証
ルート例③:イギリス起点(英語圏重視)
Innovator Founder Visa → 3年でILR取得(英語圏・金融ビジネス環境)
※EU長期居住者許可証の対象外のため、ヨーロッパ全体への展開は別途設計が必要
どのルートが自分に合うか、判断に迷う方も多いと思います。まずはご自身の事業の状況と、心が向く国を照らし合わせるところから始めてみてください。
7. ヨーロッパ移住のよくある質問(Q&A)

まとめ|ヨーロッパ移住は設計すれば現実になる
ヨーロッパ移住は、夢物語ではありません。ただし、「なんとなく移りたい」という気持ちだけで動けるほど簡単でもありません。ビザの仕組みを理解し、永住権までのルートを設計し、その前提として「どこでも稼げる事業の軸」を持つこと。この3つが揃って初めて、現実的な選択肢になります。
6カ国の選択肢と、それぞれの詳しい解説は以下の個別記事でお読みください。
- オランダ移住の完全ガイド|日蘭条約を使った個人事業ルートとは
- ポルトガル移住の完全ガイド|D7ビザ・デジタルノマドビザの取得方法と費用
- スペイン移住の完全ガイド|デジタルノマドビザで叶える地中海生活
- フランス移住の完全ガイド|ビザの選び方と、日本の仕事を続けながら移住する方法
- イギリス移住の完全ガイド|ビザの種類と、起業で永住権を狙うルート
- スイス移住の完全ガイド|費用・ビザ・物価と、移住を実現する事業の作り方
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